2020年8月30日日曜日

フルエアロへの道① ~ロードマップ~

エアロパーツ作りは終わらない。


今月頭に念願だったエアロパーツ(フロント)の自作を終え…
箸休めにウインドブロッカーも作ってみましたが、
124に乗る度に高まるのはフルエアロ作成欲。 もう、止まらない(*´Д`)

という事で今後はフルエアロ作成計画を実行しようと思います!


エアロパーツ作成ロードマップ


9月上旬迄  リヤエアロ(サイド)作成。
10月上旬迄 フロントセンター作成。
11月中   サイドステップ(スプリッター)
12月中   リヤセンター作成。
2021/3月迄 カーボン化
2021年夏迄 リヤウイング作成。


上記の計画を予定しております…出来るんだろうか。

特に懸念しているのがサイドステップとリヤウイング。
今の所この2点は実現可能ではあるが…
サイズが大きすぎるので難易度は高いと踏んでいます。


何はともあれ頭の中で考え続けても始まらないのでいつも通り型紙を作っていくぞー!


計測と型紙

いつも通り、まずは実車に発砲スチレンボードを張り付けて切った貼ったを繰り返し…



なんと1時間も掛からずに型紙が完成しました(*´▽`*)
理由は殆ど直線だから(笑)

デザインは殆ど心の琴線に触れるかどうかで作っていますが…




フロントセンターとカナードは良い感じ!

フロントサイドスプリッター(ただの板)だけだと横から見た絵が寂しかったので、
派手にならない程度+整流効果のありそうなデザインにしてみました。




サイドステップは…30点/100点のデザイン。
デザインというかただの真っすぐな板なので面白みがありません。そして長い。

改善点としてサイドステップセンター付近の幅を小さくし、前端と後端にカナード的な
整流パーツを付加する感じでしょうか。

これは前途多難。


リヤエアロは…75点!





サイドのデザインは改善の余地はあるものの及第点。
しかしセンターが思ったよりカッコ悪い…

STIさんから出ているリヤフラップをイメージしたのですが何が違うんだろう…
横幅が狭くて前後幅が広すぎるのか('Д')??
改善の余地あり!です。


大体の型紙を作り終えたので、ここから先は各パーツの採寸と印刷用デザインへの
最適化…楽しくなってまいりました!


まとめ

やはり頭の中の妄想を現実にする為に動いてる時間は本当に楽しくて仕方ありません。
フロントエアロが完成したことで、妄想の具現化という蜜を呷り完全に毒されてしまったようです。
フルエアロ計画はまだまだ序章に過ぎませんが、自分のペースでゆっくり進めていきたいと思います(*´▽`*)




おまけ


作りたいものを忘れないように備忘録を少々…



①フロントセンターを含めたフルエアロパーツの作成。

②アクティブボンネット(不発弾)処理後の開いてしまう穴用の蓋作成。

③強化ドアウェッジ作成。

④エアクリーナーボックスの改善用パーツ作成。

⑤マツコネモニター前に装着するスマホ用のスタンド作成。

⑥ドアスピーカー用のエンクロージャー作成。

何か他にもあった気がするけど思い出したら書き加えて行きます!

2020年8月22日土曜日

エアロボード(ウインドディフレクター)を自作する②

 アクリル板を切り出す準備

先日エアロボード台座が完成したので次はボード本体を切り出す為の型紙を作っていきます。



登場するのは毎度型紙づくりでお世話になっている発泡スチレンボード。
こちらに純正エアロボードを倣い書き込みカッターで切り出すと…


エアロボードの足が長くなりがち


こんな感じで「それっぽい」エアロボード型紙が完成しました!
今回使用予定の5mm厚アクリル板と同じ厚みだったので雰囲気もばっちりです。




足の長さをうまい具合に調整して仮合わせ

個人的に拘りたかったのはエアロボードの角度ですが、ロールバーベゼルと同じ角度に
ばっちり合っていて満足度がとても高いです(*´Д`)





アクリル板の切り出し開始

型紙もばっちり出来上がったのでいよいよアクリル板を切り出していきます!

今回購入したアクリル板は失敗する可能性を見越して
「550mm×600mm×5mm」とちょっと大きめの物です。

よく規格サイズで「450mm幅」をホームセンターで見かけるのですが、
エアロボードの横幅が465mmと大きめなので購入する場合は注意が必要ですね。


という事で型紙に倣いちょっと大きめに切り取り線を書き込んで…

どうやって切ろう('ω')






途中でおまけ:切り出しに使った道具レビュー


①Pカッター(☆☆☆)




オルファさんのPカッター
アクリルの切り出しと言えばPカッター。
色々試したけど電動工具を除けば結局一番奇麗に切れて効率もよかったです。
慣れれば5mm厚でもサクサク切れます。



②ホットナイフ(☆)



ハンダゴテの先端がカッターになって熱でスパスパ切る為のホットナイフ。
説明書にもある通り切断可能な厚みはアクリルだと0.5mmだが溝くらいならなんとか…
しかし溝を切るのも一苦労するのでお勧めできない。
超音波カッターがあれば…


③鋸(☆☆)



ゼットソーの精密プラスチック用を使用してみました。
斬り始めは上記2種より容易に切断でき、「これは良いぞ!」と思ったが束の間…
10mm程斬り進んだあたりから急激に重くなりました。

Pカッターと併用すれば効率よく切断が可能。
鋸と聞いて獣を思い浮かべる方は方はヤーナム


選ばれたのはPカッターでした!





アクリル製エアロボード完成!




Pカッターやら鋸、鑢を駆使し3時間程格闘した末なんとか切り出しが完了。
正直最初の1時間あたりで業者に加工出したい気持ちが溢れました。
なんか溝を切った箇所と違う場所から割れたりするし(ノД`)・゜・。

ただ後半はコツを掴んだためか割とサクサクいけました!


ちょっと汚いけど拭けば奇麗になりました。

そして遂に台座とドッキング!
アクリルから保護シートを剥がしてみると、傷が2か所ほど入りましたが…及第点!




早速車体に取り付けてみると…うーんかっこいい(*´Д`)
出来れば純正でアクリルにしといて欲しいなーと思う後ろ姿です。





型紙で角度の確認はしていましたが、横からの視点も絵になります!
アクリルの端面は割と荒い仕上げですがおかげで視認性が高くなりました!




ちびチェシャ猫も喜んでる気がします。
走行中は飛んでいきそうなので定位置のドリンクホルダーへ…






まとめ

エアロパーツ製作中に思いついたアクリルエアロボード自作ですが、なんとか完成となりました…

初めて加工したアクリルですが思いのほか楽しく、今後も多用していきたい素材だと認識しました。

購入したアクリル板は残り4枚切り出し出来ますが、電動工具とレーザーカッター等使ってみようかなぁと考えています!

上手く量産出来たらお小遣いで買えちゃう価格で世に出すのが直近の夢ですね(*´▽`*)








2020年8月8日土曜日

エアロボード(ウインドディフレクター)を自作する①

 純正エアロボードは微妙な造形



エアロボード…それはオープン走行時に風の流れを変えるためのパーツ。

パット見ただの板ですが、このボードを装着するだけで屋根を開けてもキャビンへの
風の巻き込みが低減する優れもの。




ただ純正で装着されているボードは御覧のように樹脂成型でパンチング穴が沢山開いてる
お世辞にもカッコイイとは言えない形状。

憧れているのは透明感の高いアクリル素材の純正OP品!
しかし2万円とかなりのお値段…

ということでエアロパーツ作成で培った?CADと3Dプリンターを併用しつつ作成していきます!




3Dモデリング開始!

前回まで作っていたエアロパーツは3DCADと言いつつも2Dで計測したものを押しだしただけの物。

しかし今回は立体的な物体を計測とのことなのでかなり苦労しました。
特に各部に微妙についた角度。



正確に計測するには「コンターゲージ」等あれば良かったのですが…

「人間の目は意外と正確」

専門学校時代怖かった先生が言い放った言葉を信じ、目視で計測しモデリングしました(笑)

使用する素材は引き続きナイロンです!


そしてお試しで片側だけ印刷したところ。
初めて印刷物にラフト(台座)を付けてみましたがこれは嫌いですね('ω')
除去するものが多すぎ…!




実際車両に装着してみると想像以上にアクリルボード取り付け予定部がデッカイ!
でかすぎてカッコ悪いうえに微妙に爪の位置がずれていたようで挿入も渋かったです。

各部良い感じになるようモデリングを改善し…



かなりの小型化に成功。
印刷時間も1個5時間から2個で4時間まで短縮できました!




車両にはめ込んでの比較。
改善型の印刷物造形は手前味噌ですが完璧でした!




まとめ

初の立体物測定からのモデリングでしたが、難しいより楽しいが勝りスムーズに作成出来ました!
次回はボード本体部分をアクリルで作成していく予定ですが…

アクリルの加工なんてやったことないよ(ノД`)・゜・。

次回、アクリル板と遊ぶ!編




おまけ



neco chaaan!!

可愛い(*´Д`)


2020年8月4日火曜日

エアロパーツを自作したい。~エアロパーツ完成! 取り付け編。~

やっぱり塗装にしてみた。

前回、3Dプリントモデル特有の積層痕がラッピングしてもハッキリ見えてしまうため、
パテやらサフを吹いて表面を奇麗にしましたが…


どうせ自作品の試作品、色々試してみよう!と思い付きボディ同色に塗ってしまいました!

久々のスプレー缶での塗装、クオリティは低めでしたがサクっとホワイトに塗装。


クリアー無しでもツヤがあるアサヒペンホワイト

至近距離で見れば塗装面のプツプツやゴミが目立ちますが、
拘り過ぎて作業が停滞気味になるのが一番おそろしい…ということでこの勢いのまま
取付作業に入りました!


バンパーへの取り付け

エアロパーツを取り付ける際、気になっていたのがフロントバンパー底面がフラット
ではなく立体的だった事。

それを解消するために、2㍉の金属ワッシャーを予定していたのですが…




どうせなので、希望の厚みを出せるスペーサーを印刷してみました!(4個で2時間)

このスペーサーを片側2個づつ噛まし…




6か所タッピングビスで固定。
かなり頑丈に取り付けることが出来ました!


そして出来上がったのがコチラ!




ついにガッチリと固定された自作フロントエアロ(スプリッター)!

構想(妄想)から約4か月…単なる板状のパーツとはいえ感動ひとしおです。


ただ…微妙に白いエアロに目が行ってしまいがちなのが個人的にイマイチと感じたため…




当初予定していたラッピングシートを一部貼りこみ、パンダカラーに仕立ててみました!




真正面からと真上から見た図。

真上から見ると分かるのですが、初期試作品で車幅からはみ出ていた箇所を削ったせいで
微妙にバランスが悪くなった気がします。
形状は要修正ですね。





個人的に好きな角度がこの構図
ツートンにした事で、良い感じにエアロパーツにフローティング感が!

この角度で見ると124のアゴ上がり気味現象を解消できてる気がします。
うーん満足(*´▽`*)


まとめ


いつかは作ってみたいと思っていたエアロパーツを、
一部ではありますが完成まで辿り着けました。
今回製作過程で一番辛かったのは3DCADの設計でもなく、
プリンターでの印刷でもなく、

塗装とラッピングの下地を作っている行程でした。

つくづく苦手なんだなぁと実感。

いつも妄想だけで終わらせていた頃とは違い、次はアレを作ろうコレを作ろうと
製作熱が上がっていくのを確実に感じます。

熱が下がらないうちに次はフロントセンター部のパーツと、リヤのエアロパーツを
作っていこうと思います!

楽しくなってきたモノづくり、まだまだ頑張るぞー( ゚Д゚)



おまけ



塗装下地を頑張ってる時間が長く、CADって触ってないと忘れそうと感じたので…
練習がてらエアロボードの土台を設計中…。