2020年7月6日月曜日

エアロパーツを自作したい。~寄り道編②~

3Dモデルの印刷スタート!

寄り道編①からの続きになります。

どうにか3Dプリンターの組み立てが終わり、課題は残ったものの
テストプリントも出来たところで遂に3Dモデルの印刷にとりかかります。



印刷するのはコチラ。
純正のフィルターフレームを測定しCADでモデリングしたものになります。

ただしCADだけでは印刷する事が出来ないため、スライサーソフトである

「CURA」を使用していきます。




スライサーソフトでは印刷をする為の細かい細かい設定があり、最適解を見つけるのは
一苦労なのでまずはデフォルトの状態で…

その前に前回ビルドプレートが溶けた原因である印刷ノズルの隙間を再調整しつつ

印刷開始!!



自分がモデリングしたものが現実世界に生まれてくるのは一種の感動すら覚えます。




そして完成したエアコンフィルターフレーム! 
印刷一回目でかなり上手くいきました! 嬉しい!

これにてフィルターフレームの印刷が終わり、次回ついにエアロパーツを…


とはいかず…




完成したフレームをよく見ると、上手く積層出来ておらず剥がれてしまってます。
何が原因なんだろう…。





そして始まる失敗地獄

結果から申し上げますと7回ほど失敗に失敗を重ね、8個目でようやく完成しました。


転がる失敗作たち…




特に悩まされたのが初期レイヤーの印刷がウネウネしてしまう現象。
散々スライサーソフトの設定を調整をして対処できないか追及しましたが、

原因は単純、印刷ノズルとビルドプレートのクリアランスが大きすぎたことでした。
テストプリントでプレートを溶かしてしまった事がトラウマになりビビッてしまってました。


途中フレームデザインを更新しつつ…




そして完璧な印刷物が誕生…
しっかり積層され強度もバッチリでした!

ここまで来るのに2週間、とても長かった…。




まとめ

実際にプリンターを稼働させて思ったのが、小さなモデルを印刷するのにも
かなりの時間がかかる事。
そして完全に使いこなすには相当なトライ&エラーが必要な事でした。


割と本気で心が折れそうになりつつも、地獄のチューナー北見さんのポエムを
思い出しつつ、お風呂で次々改善案が出てきた時間はとても楽しい経験でした。


みんカラのパーツレビューには既に掲載済みですが…

次回エアロパーツ印刷編!














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