2020年3月26日木曜日

安易なデッドニングによる弊害

オーディオカスタムの定番、デッドニングのデメリット

ドアデッドニング
スピーカー交換と同時に施工
スピーカーをDIYで交換するとき、どうせドアパネルを外すからデッドニングをしよう!
そう思われる方、少なくないと思います。

私の場合デッドニング施工した事で中音低音域がスカスカになり、
作業をしなかったノーマル状態の方が良い音を出す悲しい結果となりました。

何故音質が下がったのか?


スピーカーから発生する振動(音)は画像の通り中心のツイーターから高音、ウーハーから中低音が出ています。中心から外側にむかって高音~低音が連続的に可変していくイメージです。


エプトシーラーでスピーカーを囲う

私の場合、ドアパネルとスピーカーの空間を埋めるためにエプトシーラーをクッション代わりに使用しました。
エプトシーラーは主に密封性を高める素材ですが別の用途にも使われます…
それは吸音材としての役割です。

その結果ウーハー部から発生する中低音域の振動が見事に吸収されてしまい、スカスカな音として耳に入ってきたのでした。

アコースティックコントロールシート

更に、スピーカー裏には余分な音を拡散吸収するアコースティックコントロールシートを張り付けていましたが、これも試しに外してみると中音域に厚みが戻る結果になりました。

他にも一度張り付けた制震材(レアルシルト)をすべて外し共振している場所だけ貼りつけた所、予想以上に低音域の厚みが増したうえボーカルまでハッキリ聞こえるようになりました。


この結果から、おそらく最近の車はノーマルの安価なスピーカーでも良い音が鳴るように
ドアの振動を含めての設計をしているのでは?という考えに至りました。



まとめ

スピーカー交換をしたらデッドニングもするべき!という経験から基づく固定概念が今回の失敗に繋がったと痛感しております。
現に今のスピーカーから出る音は純正スピーカーより遥かに良い音で鳴っています。

デッドニングをDIYで施工すると一際の達成感を得られますが、良い音に繋がるとは限らないということなんですね…。


もしオーディオカスタムの一環でスピーカーとデッドニング施工をしたのに思っていたより良い音にならないと感じられる方は、一度見直してみる事をオススメします。


それでもデッドニングが必要な車

・オーディオの音量を上げるとドアが共振してビビる
・ドアパネルが薄いせいで車外の音が入ってくる(静音化したい)
・強力なオーディオシステムを組んだ状態。

ザックリ分けた上記3パターンに当てはまる場合は必要かもしれません。

それ以外の方はデッドニングの作業を避けた方が吉です。

ディチューンになる可能性が高いです。
静音ミッドナイト
拾い物画像ですが的を得ている気がします。







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